昇り龍になりそうな銘柄を探します。

6777 Santec サンテック(株価2845円)

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今日は日経平均もマザーズ指数小幅ながら上昇して終わりました。

日中は一瞬上昇したものの一日中サゲサゲのイメージでしたが、午後から盛り返して引けました。

このところ、大幅高だったので調整して一段落してまた上昇に転じていくのでしょうか。

連日バブル後の高値を更新していますがこれがどこまで続くのか気になりますね。

さて、今日の昇り龍候補銘柄は6777 Santec サンテック(株価2845円)です。

光測定器のメーカーですが、様々な事業展開が期待できます。

サンテックの概要

光通信部品と光測定器の独自製品を手掛ける

Santecは1979年に設立され、その主力となるのは光通信部品と光測定器である。特に波長モニターなどの独自製品を多く手掛けており、その技術力は世界から注目を浴びています。また、白内障治療用の光学式測定装置も開発しており、これは現在30カ国以上で認証を得ている。こうした製品群を通じて、Santecは光通信技術の先端を行く存在として認識されています。

営業利益に課題あり

一方で、Santecの業績はなかなか順風満帆とは言えません。光部品事業では顧客の在庫調整の影響を受けており、前期の円安効果も失われています。また、研究開発費や人件費の増加も影響し、営業利益は反落しています。しかし、これらの課題は一時的なものであり、光部品事業の回復が進めば再び成長に転じる可能性があります。

グローバル子会社を通じた事業展開

Santecは、AOCやSantec U.S.A.をはじめとする子会社を通じてグローバルに事業を展開しています。また、その製品は、通信機器メーカーや眼科医に対して、また多岐にわたる産業に対して提供されています。このような世界的な事業展開は、Santecが業界のトレンドに対応し、市場の変化に素早く対応できる基盤を提供しています。

株主に対する配慮:株主構成と役員陣

Santecの株主構成は多様で、光和(株)やGen Global(株)、社員持株会など、さまざまなステークホルダーからの支持を受けています。また、鄭元鎬社長をはじめとする経験豊富な役員陣が経営を牽引し、企業の成長を支えています。これらの要素は、Santecが継続的な成長を期待されている一つの指標でしょう。

サンテックの2024年に向けての見通し

常に上昇する売上:業績予想の概観

Santecの売上高は、過去数年間で見ると常に右肩上がりの伸びを見せています。2024年の業績予想もその流れを引き継ぎ、売上高16,500百万円、2025年にはさらに伸びて17,700百万円と予想されています。これは、Santecの製品が市場で広く認識され、需要が堅調であることを示しています。

利益性の変動:営業利益の見通し

一方、営業利益については、2023年の高水準から2024年にはわずかに下落すると予想されています。これは、市場環境の変化や投資計画によるコスト増加などが影響している可能性があります。しかし、2025年には再び4,000百万円へと回復し、利益性の改善が見込まれます。

強固な財務基盤:財務指標の分析

Santecの財務状況は堅実で、特に自己資本比率が73.1%と非常に高い水準を維持しています。これは、企業の財務健全性を示す重要な指標であり、Santecの経営が安定した基盤の上にあることを示しています。

キャッシュフローの健全性:現金流の見通し

営業CFは3,113百万円と、1年前の1,406百万円から大幅に増加しています。これは、Santecの事業が順調に稼ぎ出していることを示しています。また、投資CFは-788百万円と、前年度の-2,100百万円に比べて改善しています。これらの数字から、Santecが財務的に健全な状態を保ちつつ、適切な投資を行って事業を拡大していることがわかります。

noboriryu105
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