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7409:AeroEdge(再)(株価3165円)

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[相談内容]

航空機エンジン部品の製造を手掛けるAeroEdgeに投資を検討していますが、最近の業績や財務状況、将来性を考えるとどうでしょうか?特に、新工場の建設や仏Safranとの契約がどのように同社の将来に影響を与えるか、また、その財務健全性について知りたいです。

[ベテラントレーダーの回答]

AeroEdgeに関心をお持ちなのですね。同社は、航空機エンジン部品の製造で知られ、特にチタンアルミブレードの製造に強みを持っています。仏Safranとの長期供給契約は、AeroEdgeにとって安定した収益源を提供し、将来的な成長の基盤となることでしょう。

【企業概要について】

AeroEdgeは、2015年に設立され、2023年7月に上場しました。航空機の生産制約の影響で、チタンアルミブレードの伸び率は当初の予想を下回っていますが、Safranからの材料開発業務の受託や円安の影響で増益を達成しています。

【株価パフォーマンスについて】

AeroEdgeの株価は現在3165円で、市場では高いROE(34.07%)を記録していますが、配当は出していません。これは、同社が利益を再投資し、中長期的な成長に資金を充てていることを示しています。

【業績について】

2023年6月期の売上高は2,920百万円で、2024年6月期予想は3,550百万円、2025年6月期予想は4,200百万円と、順調に成長していることが見て取れます。営業利益も同様に増加傾向にあり、新工場の本格稼働が予想される2025年6月期には650百万円に達する見込みです。

【財務諸表について】

AeroEdgeの自己資本比率は27.90%と、業界平均に比べると低めですが、これは積極的な設備投資と研究開発費用の増加によるものです。設備投資の予想は2,185百万円に上り、これは新工場の建設に関連するものと思われます。これらの投資は中長期的な成長のためのものであり、将来的な収益の増加を見込んでの決断と言えます。

【資本移動について】

AeroEdgeは、上場後も積極的に資本政策を行っており、公開時の増資や、投資家からの資金調達を通じて、成長戦略の資金を確保しています。これにより、同社はより柔軟な経営戦略を取ることが可能となり、将来の不確実性に対応できる体制を整えています。

総じて、AeroEdgeは航空機部品市場でのポジショニングを強化し、中長期的な成長を目指していることが分かります。新工場の建設やSafranとの契約は、その戦略の核となるものです。ただし、自己資本比率や財務健全性には留意が必要で、将来の業績に対する市場の期待と、それに伴う株価の動きに注意して投資判断を行うことをお勧めします。

noboriryu105
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