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7039:ブリッジインターナショナル(株価1,608円)

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株式会社ブリッジインターナショナル(証券コード7039)について、投資の観点から詳細な分析をしてほしいです。最近、非対面型営業支援サービスに注力している企業で、M&Aにも積極的な様子です。特に、財務状況や株価パフォーマンス、将来性について知りたいです。

[回答]

ブリッジインターナショナルについてのご相談、承知しました。

ブリッジインターナショナルは、電話やメールなどの非対面手段を用いたインサイドセールスによる法人営業支援サービスを展開しています。2002年に設立され、2018年10月に上場しました。インサイドセールスと研修を主軸に、コンサルティングおよびシステム開発サービス(C&S)も手がけ、業績は順調に拡大しています。

2023年度の株価は、年初の低迷から回復傾向にあり、連結PERは9.75倍、連結PBRは1.45倍と評価されています。ROEは14.80%で、安定した収益性を示しています。配当利回りは2.18%で、投資家にとって魅力的な水準です。

近年、売上高と営業利益は着実に増加しており、特にコンサルとシステム開発の領域での好調が寄与しています。2023年12月期の業績は、売上高7,020百万円、営業利益913百万円と予想され、2024年12月期には売上高8,850百万円、営業利益950百万円に達すると予測されています。

自己資本比率は80.40%と非常に高く、財務基盤は極めて健全です。有利子負債は116百万円と少なく、キャッシュフローも安定しており、投資に対して十分な余裕を持っています。営業キャッシュフローは677百万円で、投資活動に対しても健全な財務状態を維持していることが分かります。

ブリッジインターナショナルは積極的なM&A戦略を展開しており、最近ではトータルサポート(東京)の買収を行いました。このような戦略は、同社のサービス拡充および市場でのポジション強化に寄与しています。買収による統合は、短期間での財務への影響はあるものの、長期的な成長戦略の一環としてはプラスに作用すると考えられます。資本異動に関しては、過去に公募増資や株式分割を行い、資本の強化と流動性の向上を図っています。

ブリッジインターナショナルは、非対面型営業支援というニッチながら需要の高い領域で事業を展開し、着実に成長を遂げています。財務状況は非常に安定しており、将来的な成長のための投資にも余裕があります。株価パフォーマンスも良好で、投資家にとっては魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。ただし、M&Aによる成長戦略は、統合の成功に大きく依存するため、その進捗状況には注意が必要です。

「機会の大小にかかわらず、それを捉えるための準備が整っているかどうかが成功を分ける」という相場の格言があります。ブリッジインターナショナルは、将来に向けた準備を進めている企業であると言えますが、投資判断をする際には、業界の動向や同社の戦略が現在の市場環境にどのようにフィットしているかを検討することが重要です。

noboriryu105
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