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7676:グッドスピード(株価:900円)

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株式会社グッドスピードの投資ポテンシャルについて深く知りたいです。特に、最近の不適切会計問題や宇佐美鉱油によるTOBの話があり、その影響を受けて今後の株価や企業価値がどう変化するかが気になります。また、その業績や財務健全性についても詳しく分析してほしいです。

[回答]

貴方がグッドスピードについて悩んでおられるのですね。まず、グッドスピードはSUV、ミニバン、輸入車を中心に扱う中古車販売店を運営しており、最近は大型店舗の出店を続けることで、中古車販売台数の増加が見込まれています。出店に伴う費用を吸収し、営業利益の反発が期待されているようです。しかしながら、2017年秋以降に5000件を超える売上先行計上が発覚し、有価証券報告書の提出期限延長など経営の混乱も見られました。このような背景のもと、宇佐美鉱油による買収の動きがあり、上場廃止の可能性も指摘されています。

【企業概要について】

グッドスピードは、設立以来、主に人気の高い車種を扱うことで市場ニーズに応え、成長を遂げてきました。しかし、不適切会計問題が発覚したことで信用失墜の危機に瀕しています。このような状況下での宇佐美鉱油による買収は、経営の安定化を目指すものと解釈できますが、投資家にとっては不確実性が高まっています。

【株価パフォーマンスについて】

過去数年の株価は、不適切会計の発覚や経営の混乱が影響し、大きく変動しています。特に、買収による上場廃止の可能性があることは、株価にとって重要なリスクファクターとなり得ます。将来の株価パフォーマンスは、買収の行方や経営の正常化の進捗によって大きく左右されるでしょう。

【業績について】

業績面では、新たな大型店の出店による中古車販売台数の増加が見込まれています。しかしながら、不適切会計問題の影響で経営の信頼回復が最優先課題となっており、短期的には業績のボラティリティが高まる可能性があります。

【財務諸表について】

自己資本比率は9.2%となっており、業界平均と比較してもやや低い水準です。有利子負債も23,345百万円と多額であり、財務健全性の面で課題を抱えています。宇佐美鉱油による買収が進めば、これらの財務指標に大きな変化が生じる可能性があります。

【資本移動について】

TOBや買収による資本構成の変化は、企業価値評価において重要な要素です。特に、上場廃止となれば、株主にとっては流動性の低下や投資戦略の見直しが必要になるでしょう。

結論として、グッドスピードへの投資は、高いリスクとリターンが共存する状況にあります。投資判断にあたっては、買収の行方や経営の正常化努力の進展を綿密に監視する必要があるでしょう。「船大工の錐」という相場の格言があります。小さな穴が大きな船を沈めることもあるという意味です。小さなサインや変化にも注意深く目を光らせることが重要です。

noboriryu105
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