今日も日経平均もマザーズ指数も大幅高でした。
もうどこまで行くのかというこの相場ですが、素直についていきたいと思います。
今日の昇り龍候補銘柄はカラダノートです。
株式会社カラダノートは、個々のライフステージに応じたファミリーデータプラットフォーム事業を展開しています。特に注目すべきは、2022年から本格的に始まったストック型事業です。これは、保険・宅配水の内勤営業強化や美容・健康領域への進出により、契約者数を拡大させています。
これまでのカラダノートの業績は、広告宣伝費や外注人件費の先行投資による赤字が続いていました。しかし、契約者数の増加により、2024年7月期には黒字に転換すると見込んでいます。そのための戦略として、新規事業開始や顧客基盤の強化が重要な役割を果たしています。
情報・通信業界は競争が激しく、カラダノートは時価総額順位で80位/116社と中堅の位置にいます。比較会社としてはJMDC、メドレー、Eチェンジなどが挙げられます。外国人投資家からの注目度はまだ低いものの、その独自のビジネスモデルと成長戦略は投資家にとって興味深いものとなっています。
主要な株主としては、創業者の佐藤竜也氏や中部電力、SBI証券などが名を連ねています。また、自社で一定の自己株を保有しており、経営の安定性を示しています。これらの要素は、カラダノートが今後のビジネス展開と黒字化を達成するための安定した基盤を持っていることを示しています。
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過去数年間でカラダノートの売上高は増加傾向にありますが、2022年度には営業利益、経常利益、純利益がマイナスに転じています。しかし、これは新事業やマーケティングにおける先行投資によるもので、2024年度にはこれらの投資が実を結び、営業利益、経常利益、純利益が黒字に転換すると予想されています。株式投資家としては、これらの投資がどの程度の利益につながるのかを見守る必要があります。
カラダノートの自己資本比率は41.3%と、一定の財務健全性を示しています。しかし、有利子負債が450百万円存在することから、利益の回収や新たなビジネスへの投資を進めるためには、債務の返済に関する計画が必要でしょう。
営業キャッシュフローは、2022年度に-346百万円となっており、新事業の立ち上げやマーケティング投資による出費が影響していると考えられます。投資キャッシュフローは-3百万円となっています。これは、新たな事業展開や設備投資に伴う出費を反映しています。
2022年度のROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)はどちらもマイナスですが、2024年度には改善が予想されています。これは、新規事業の成長や販売力の強化により、経常利益が増加し、その結果、ROEとROAが改善すると見込まれています。この観点から、カラダノートの未来への展望は明るく見えます。