昇り龍になりそうな銘柄を探します。

3853 アステリア(株価781円)

ブログランキングに参加しています。応援どうぞよろしくお願いいたします。

もう一つの昇り龍候補銘柄はアステリアです。

前回高値付近で上ヒゲを作るチャートの形になっていますが、直近で出来高を伴った上昇が発生しておりチャート的にも昇り龍候補銘柄といっていいでしょう。

また、信用倍率の上昇も見逃せません。売り残が順当に膨れ上がっており、将来的な買い圧力に転じることが見込まれます。

ブログランキングに参加しています。応援どうぞよろしくお願いいたします。

株式ランキング
株式ランキング

3853 アステリアの企業概要

パッケージソフトウェア業界における注目企業、アステリア(コード:3853)。この名前が業界でどんどんと認知度を上げている理由は何かと言うと、それは同社のノーコード技術とAI技術の活用にあります。今やソフトウェア開発の最前線で注目されている同社は、データ連携ツールのシェアでも首位という強みを持っています。

波乱含みの業績推移

最近では、ソフトウェア事業が主力のデータ連携ツールの牽引で二桁の増益を記録。しかし、一方で投資先評価益が前回予想を下回り、一転して減益となるなど、波乱含みの業績推移が見られました。しかしながら、そこには同社のポテンシャルの高さを物語る兆しも見え隠れしています。

2024年度には、デザイン事業が欧米で50%の増収を見込んでおり、国内営業も本格化の道を進んでいます。さらに、ソフトウェア事業も海外展開を通じて成長し、広告などの販管費大幅削減で営業利益の反発が見込まれています。また、今年夏には投資先の全株を売却予定とのことで、利益の上振れも期待できます。

事業基盤の多角化によるリスク分散

このようにアステリアが注目される背景には、その技術力と事業展開の広がりが挙げられます。ノーコード技術とAIを駆使した開発力は、ソフトウェア業界での競争力を確保し、データ連携ツール市場でのシェア拡大につながっています。また、海外展開や投資先からの利益確保など、事業基盤の多角化によってリスクを分散させ、持続的な成長を図っています。

アステリアの将来性は、その業績だけでなく、企業文化や働きやすさ、そして経営陣のビジョンにも現れています。初任給、内定数、中途採用数など、企業としての成熟度を物語る数字も注目に値します。また、社長の平野洋一郎氏をはじめとした経営陣の先見性とリーダーシップも、アステリアの持続的な成長を支える重要な要素となっています。

特に平野氏は、企業の成長と従業員の福利厚生の両立を常に考えており、この経営哲学がアステリアの働きやすい環境を作り出しています。加えて、同社が海外展開を進めている点も見逃せません。海外での業績好調は、世界的な視野を持つ経営陣の指導力を如実に示しています。

また、業界の競争が激化する中、アステリアは投資によって差別化を図っています。今夏に予定されている投資先の全株売却は、その一環といえます。これにより利益が上振れする可能性があり、更なる成長への足がかりとなるでしょう。

成長企業としての取り組み

同社は現在、複数のクラウド間のデータ連携を図るiPaaS事業にも参入を果たしています。これはアステリアが常に新しい技術や市場動向を見つめ、その変化に柔軟に対応していることを示しています。業界の変化に即座に対応し、常に一歩先を見越した戦略を展開している点も、アステリアの魅力の一つと言えるでしょう。

アステリアはその強固な技術力と積極的な事業展開、そして経営陣のビジョンによって、ソフトウェア業界における成長企業としての地位を築きつつあります。その持続的な成長と企業文化、そしてその将来性は、投資家だけでなく、業界全体からの注目を集めています。アステリアの今後の活躍から目が離せません。

アステリアの2024年に向けての業績見通し

アステリアの業績見通しを見てみると、売上高は前年比16.3%増の44億円、営業利益は前年比33.3%増の20億円、純利益は同40.0%増の14億円と、いずれも前年を上回る見通しです。同社が堅調に成長を続けていることがうかがえます。

成長を支える様々な事業展開

売上成長の背景には、主力のデータ連携ツールの販売拡大や、欧米におけるデザイン事業の増収、ソフトウェアの海外展開が挙げられます。また、今年夏に予定している投資先の全株売却や、複数クラウド間のデータ連携を図るiPaaS事業への参入など、新たな成長エンジンも期待できます。

その一方で、2023年3月期の業績予想と比較すると、営業利益と純利益は大幅に減少する見込みです。しかし、これは2022年3月期に一時的な投資評価益が発生したために、一見すると業績が悪化したように見えるだけで、実質的な事業収益は増加していると解釈できます。

比較的健全の財務体質

また、自己資本比率が66.7%と高く、有利子負債も635百万円と少ないことから、アステリアの健全な財務体質がうかがえます。これにより、新規事業投資や研究開発への投資に対しても十分な資金的余力があることがわかります。

配当利回りは0.63%となっており、堅実な配当を続けていることが見て取れます。1株当たりの配当は前年同期と比べて増加する見込みで、ここにも同社の成長と株主還元への意欲が見て取れます。

以上を踏まえると、アステリアの2024年3月期の業績見通しは、事業の健全な成長を反映したものであり、新たな事業領域への展開と健全な財務体質が更なる成長を支えると言えます。これからもアステリアの動向に注目が必要でしょう。

今後の成長が見込まれる分野

特に、アステリアが注力するノーコード技術やAIといった先進技術は、今後の社会やビジネスシーンでますます重要性を増していくことが予想されます。また、複数のクラウド間でのデータ連携を可能にするiPaaS(Integration Platform as a Service)事業への参入は、データ連携のニーズが高まる現代社会において大きな期待が寄せられています。

加えて、同社が進める投資先の全株売却が成功すれば、さらなる利益上振れの可能性も秘めています。その結果として、株主への還元も増える可能性があります。

財務側から見ても、自己資本比率の高さや有利子負債の少なさは、同社が堅実な経営を行っている証拠であり、投資家にとっては安心感をもたらすでしょう。また、研究開発費の投入も続けていることから、長期的な成長戦略を確実に進めていると言えます。

今後は、アステリアの海外展開や新たな事業領域への進出、そして投資先の全株売却といった新たな動きに注目していきたいところです。特に、成長市場への参入や独自の技術力を活かした新たなビジネス展開は、更なる成長のキーとなり得ます。アステリアは、データ連携ツールを軸にした堅実な成長を続けつつ、新たな可能性を追求し続ける企業と言えるでしょう。

noboriryu105
この記事を書いた人