昇り龍になりそうな銘柄を探します。

7097 さくらさくプラス(株価730円)

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今日はまたしても日経平均がバブル後の最高値を更新したり、マザーズ指数も75日線を超えたりと、調子のいい日でした。

それにしても雇用統計前にこれだけ上がるとちょっと怖くなってしまいますね。

さて、今日の昇り龍候補銘柄は7097 さくらさくプラスです。

政府の少子化対策関連銘柄として上がってきている印象ですが、同じく少子化対策関連銘柄として昨日推しておいたAIAIグループが今日は下がっているので引き続いて推すのがちょっと怖いですが、チャート的にはいい感じに動き始めていると思いますので推しておきます。

さくらさくプラスの概要

さくらさくプラス (7097)は、その名が示す通り、子供たちの成長を支えるプラスの価値を追求する企業です。2017年の設立からわずか6年後の2023年現在、認可保育園の運営を主軸に、保育園物件の不動産仲介やコンサルティング、そして子育て支援事業へとその事業範囲を広げています。

同社は認可保育園の開設を積極的に進め、2023年には前期比で園数を大幅に増やしました。既存園の園児充足率も上昇しており、不動産事業部門では保育物件に特化したファンドの手数料収入の伸びにより増収増益を達成。その一方で、営業外の補助金収入は減少しています。また、子育て支援に特化したビジネスモデルを展開している同社は、写真販売アプリの収益化に成功し、今後その外部展開も検討しています。

さくらさくプラスの注目すべきは、保育士向けの研修企画会社の買収による子育て支援事業の強化です。これにより、自治体や保育法人等に対する運営コンサルや保育士研修が可能となり、保育士のスキルアップや保育園の運営改善に貢献します。これはまさに、”さくらさく”という企業名が象徴するような、子供たちの健やかな成長を支える社会インフラの充実を図る動きです。

しかし、全てが順風満帆という訳ではありません。同社のネットキャッシュはマイナス30.8億円となっており、資金調達や経営の効率化が求められています。また、ROE(自己資本利益率)改善度はマイナス45.3ポイントとなっており、企業の収益力と投資効率を示すこの指標についても改善が必要です。

しかし、これらの課題を克服するための取り組みも見えています。保育士向けの研修企画会社の買収による研修サービスの提供や、保育園物件に特化した不動産ファンドの展開など、新たな収益源の開拓に取り組んでいます。これらの事業展開は、企業の資金繰りを改善し、さらなる経営の効率化につながると期待されます。

また、さくらさくプラスは、認可保育園の運営という社会的なニーズが高い事業を中心に展開しています。これは、認可保育園の需要が高まっている現代社会において、安定した経営基盤を築く上で大きな強みとなっています。さらに、不動産仲介やコンサルティングといった関連事業により、保育業界全体の発展に寄与しながら多角的なビジネス展開を進めている点も、同社の成長性を支えています。

さくらさくプラスの未来は、社名に象徴されるように、子供たちの健やかな成長と共にあります。保育士研修やコンサルティング、そして子育て支援事業を通じて、子供たちの明るい未来をつくり出す企業として、その成長を今後も注視していきたいところです。

しかし、投資家としては、ネットキャッシュやROE改善度などの財務指標にも目を向けることが重要です。これらの指標が企業の経営状況を反映するものであり、その改善が株価の上昇をもたらす可能性があるからです。さくらさくプラスがこれらの課題をどのように克服していくのか、その戦略と実行力に注目が集まります。

さくらさくプラスの概要

さくらさくプラスは、業績予想によると、2024年には売上高が15,000百万円、営業利益が500百万円、経常利益が600百万円、純利益が420百万円と、全体的に順調な成長を見込んでいます。これは、保育園運営の事業拡大や研修企画会社の買収など、さまざまな事業展開によるものと考えられます。

一方で、2024年の1株益は93.1円と予想されており、22年度に比べて一定の上昇を見せています。これは、企業の収益力が向上し、一株当たりの収益が増加したことを示しています。また、同年の予想配当は14円となっており、連続での配当増額を予定しています。これは株主への利益還元に対する同社の積極的な姿勢を示しています。

しかしながら、財務面においてはいくつかの課題も見えています。特に、有利子負債が5,002百万円となっており、自己資本比率が33.1%となっています。これは、企業の資金繰りや財務健全性に対する懸念を示しています。また、営業キャッシュフローは176百万円であり、投資や財務のキャッシュフローに比べて小さな額となっています。

さくらさくプラスは、成長を遂げつつも財務面の課題を克服する必要があると言えます。将来の業績向上とともに、財務健全性の向上に向けた取り組みが期待されます。

noboriryu105
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