昇り龍になりそうな銘柄を探します。

3686 DLE(株価256円)

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先日の大幅高から下落していますが、チャートからは底打ち感も感じられます。ここから大幅な昇り龍となってくれそうです。

株式会社ディー・エル・イーの概要

株式会社ディー・エル・イー(DLE)は、2003年10月に設立され、2014年3月に上場しました。同社は「秘密結社鷹の爪」などの知的財産(著作権)ビジネス展開を特色としています。過去に不適切な会計処理があり、現在は朝日放送グループの傘下にあります。

2023年3月期の決算では、台湾の会社買収が赤字に影響を与え、広告制作の大型案件の減少もあり、営業赤字となりました。ただし、アニメ部門は好調であり、広告制作に関しても前期からの案件寄与が期待されています。さらに、NFT事業の貢献も開始されています。ただし、新規事業への投資が継続し、営業赤字が残る状況です。

ディー・エル・イーは朝日新聞との協業を行い、新聞紙面やアニメを通じて自社の知的財産を展開し、グループ連携を活用して知的財産の最大化を目指しています。

時価総額ランキングでは、メディア業界で67位に位置しています。比較会社としては、サンリオ(8136)が挙げられます。

2024年に向けての経営状態を総括すると、ディー・エル・イーはアニメ部門が堅調に推移する一方で、広告制作における大型案件の減少や新規事業への投資による営業赤字が課題となっています。将来の収益性向上や事業展開のためには、収益多角化や費用管理の見直しなどの施策が必要となるでしょう。また、朝日放送グループとの連携や知的財産の活用が重要な要素となります。

2024年に向けてのDLEの業績

2024年に向けたディー・エル・イーの経営状態をまとめると以下のようになります。

売上高は2023年に1,900百万円と予測されており、2024年には更なる成長が見込まれて2,200百万円に向上する見込みです。しかし、営業利益は2023年には-390百万円となり、2024年も-100百万円の赤字が予測されています。経常利益や純利益も同様に赤字が見込まれており、経営の改善が課題となっています。

1株益もマイナスで推移しており、株主への利益配当は行われていません。

ROE(株主資本利益率)やROA(総資本利益率)も負の値となっており、収益性の改善が求められます。

財務面では、総資産は3,462百万円で、自己資本比率は86.5%と高い水準を維持しています。ただし、利益剰余金はマイナスとなっており、有利子負債も存在します。

キャッシュフロー面では、営業CFはマイナスですが、投資CFや財務CFもマイナスとなっています。ただし、現金等は2,076百万円と比較的健全な状態です。

総合的に見ると、ディー・エル・イーは2024年に向けて経営改善が必要です。収益性の向上や赤字の削減、新規事業への投資の効果を追求することが重要です。また、財務面での安定化やキャッシュフローの改善も課題となります。

総じて、ディー・エル・イーは2024年に向けて業績の改善が予想されています。売上高、営業利益、経常利益、純利益、および1株益が改善する見込みです。財務面では、自己資本比率が安定しており、キャッシュフローも一部改善が見込まれています。しかし、投資CFは悪化する予定であり、財務状態は注意が必要です。本業そして新しいNTF事業に期待したいと思います。

noboriryu105
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