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3666:テクノスジャパン:株価633円

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テクノスジャパン(3666)について、財務面での詳細な分析をお願いできますか?特に、資本異動や株価の動き、財務諸表のポイントなどを中心に知りたいです。これらの情報をもとに、同社の財務健全性や成長性を評価したいと思っています。

[回答]

テクノスジャパンの財務面に着目されているのですね。まず、資本異動から見てみましょう。2012年12月に公募増資を行い、その後も株式分割を複数回実施しております。これは企業が成長し、株式の流動性を高めるための一般的な手段です。特に、株式分割は投資家にとって手が出しやすい価格帯へ調整する効果があり、企業の認知度向上にも寄与します。

株価の動きについては、過去数年間で見ると、特に2023年に安値453円から高値815円という動きを見せています。この変動は、市場の需給バランス、企業業績の変化、さらにはマクロ経済の影響を受けることが多いです。最近の株価動向、特に月足株価のデータを見ると、2024年初頭にかけても株価は安定して推移していることが窺えます。

財務諸表に目を向けると、連結基準での売上高や利益が順調に増加しており、特に経常利益や純利益の成長が目立ちます。これは、主力事業の好調が続いている証拠です。さらに、ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)の予測値が向上している点からも、経営効率の向上が期待されます。

自己資本比率は73.9%と高水準で、財務の安定性が高いことを示しています。これは、将来の不確実性に対する耐性が高いことを意味します。また、有利子負債が300百万円と控えめであることから、金融機関からの借入依存度が低く、健全な財務構造を維持していることがわかります。

キャッシュフローの面では、営業活動によるキャッシュフローがプラスで安定しており、投資活動によるキャッシュフローはマイナスですが、これは成長投資への積極的な姿勢を反映しています。

総じて、テクノスジャパンは財務の健全性と成長性の両方を兼ね備えた企業であると評価できます。ただし、投資判断を行う際には、これらの数値だけでなく、市場の状況や将来の事業展開、競合状況など、多角的な視点から検討することが重要です。

noboriryu105
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