市場全体が上昇する局面は高揚感がある。でも長年やってきてわかるのは、熱狂の真っ只中こそ、一番冷静に数字を見なければいけないということです。
5月の相場は力強い動きとなりました。買い優勢の展開が続き、市場全体に高揚感が漂っています。
「日経平均株価、米株安が重荷 利益確定売り出やすく(先読み…」との報道があり、売り圧力が優勢の厳しい展開とみられました。 また、「【特集】 【今週読まれた記事】未踏を行く日経平均、AI半…」との報道があり、AI関連への資金流入が際立つとみられました。 一方で、「日経平均6万円超えに意味はあるのか?AI需要と中東情勢か…」との報道があり、AI関連への資金流入が際立つとみられました。 さらに、「日経平均短期急騰の警戒感漂う中、好業績内需系の3銘柄 -…」との報道があり、短期的に強い買い圧力が働いたとみられました。
AI・半導体関連株への資金流入が続く中、その他のセクターへの波及は限定的でした。市場全体が上昇している局面でも、すべての銘柄に等しく資金が向かっているわけではありません。
こういう相場こそ、私は「見えにくい拾い場」だと思っています。皆がAI・テクノロジー株に目を向けている間、割安なまま放置されている銘柄が必ずある。全38銘柄中16社(通過率42%)を通過した中で、配当利回り4.65%という高い株主還元で頭一つ抜け出てきたのがMIXI(2121)でした。指数の熱狂の蚊帳の外にいるからこそ、静かに割安なまま放置されているのかもしれません。
この銘柄を選んだ最大の理由は、経常利益変化率69%という成長の加速と配当利回り4.65%という高い株主還元水準です。
AI・半導体テーマが市場を席巻している局面では、こうした非テーマ系の銘柄は取り残されやすい。その分だけ割安感が際立ち、テーマ株の熱狂が冷めたあとに見直されるケースは歴史的に多い。
東証プライム市場に上場するMIXI(2121)。株価2,578円(当日-0.66%)。毎日全銘柄にかけているスクリーニング条件と、この銘柄の数字を照合してみます。
PER 10.09倍(基準:15倍以下)
PER10.1倍は明確に割安。市場平均を大きく下回っています。
PBR 0.97倍(基準:2倍以下)
PBR0.97倍は解散価値以下。資産面では非常に割安です。
配当利回り 4.65%(基準:2.5%以上)
配当利回り4.65%は高配当株として十分な水準です。
ROE 10.0%(基準:10%以上)
ROE10.0%は基準(10%)をクリア。資本効率の観点でも合格点です。
自己資本比率 79.3%(基準:40%以上)
自己資本比率79.3%は非常に健全。財務的な安心感があります。
経常利益変化率 69.2%(基準:10%以上)
経常利益変化率69.2%は力強い成長。本業の拡大が順調に進んでいる可能性があります。
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良い数字が並んでいても、正直に書かなければいけないリスクがあります。
まず、MIXIのような東証プライム市場の銘柄は流動性リスクを伴います。出来高が少ない日は売りたくても売れないことがあり、ポジションサイズの管理が重要です。
また、経常利益変化率69%という数字は魅力的ですが、その要因が本業の継続的な成長なのか、資産売却や特別利益などの一時要因なのかは決算短信の「経常利益の増減要因」欄で必ず確認してください。
本記事はあくまで参考情報であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断と責任はご自身でお願いします。
指数が上昇する相場の中、ファンダメンタルズスクリーニングが弾き出したMIXI(2121)。配当利回り4.65%という高い株主還元が際立っており、数字の面では申し分ありません。
ただし、繰り返しになりますが、スクリーニングは入口に過ぎません。実際に投資するかどうかは決算資料を読み込み、業績の継続性・事業リスクを確認したうえで、ご自身のポートフォリオに合うかどうかをご判断ください。
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