市場が下げるとき、長期投資家には「拾い場」が訪れます。感情を捨て、数字だけを見る。今日もそんな一銘柄をご紹介します。
3月の相場は売りが優勢となりました。日経平均は5万3,603円台を試す局面もあり、投資家の警戒感が高まりました。
「〈相場を読む〉日経平均、来年3月に6万円 岡三証券シニア…」との報道があり、今後の相場の方向性を占う材料として注目されたとみられました。 また、売り優勢となり、軟調な動きとなりました。 一方で、「(まとめ)日経平均は145円安の53,603円で反落、米…」との報道があり、売り圧力が優勢の厳しい展開とみられました。 さらに、前日の下落から一転し、自律反発の動きが見られました。
円安進行が輸出関連企業の業績期待を押し上げる一方、内需系や円高メリット銘柄には逆風となりやすい局面でした。
こういう相場の局面だからこそ、私は数字に立ち返ります。市場が揺れているときこそ、ファンダメンタルズという「ものさし」は力を発揮します。全40銘柄中21社(通過率52%)という厳しい条件をクリアした中で、配当利回り4.61%という高い株主還元が際立っていたのがMIXI(2121)でした。下げ相場の中にこそ、こうした数字の強さを持つ銘柄を丁寧に見ていく価値があります。
この銘柄を選んだ最大の理由は、経常利益変化率69%という成長の加速と配当利回り4.61%という高い株主還元水準です。
円安進行で輸出企業が注目を集める中、こうした内需・ディフェンシブ系の割安株は見落とされやすい。長期的な視点で見ると、それがむしろ拾い場になり得ます。
東証プライム市場に上場するMIXI(2121)。株価2,605円(当日+0.23%)。毎日全銘柄にかけているスクリーニング条件と、この銘柄の数字を照合してみます。
PER 10.20倍(基準:15倍以下)
PER10.2倍は明確に割安。市場平均を大きく下回っています。
PBR 0.98倍(基準:2倍以下)
PBR0.98倍は解散価値以下。資産面では非常に割安です。
配当利回り 4.61%(基準:2.5%以上)
配当利回り4.61%は高配当株として十分な水準です。
ROE 10.0%(基準:10%以上)
ROE10.0%は基準(10%)をクリア。資本効率の観点でも合格点です。
自己資本比率 79.3%(基準:40%以上)
自己資本比率79.3%は非常に健全。財務的な安心感があります。
経常利益変化率 69.2%(基準:10%以上)
経常利益変化率69.2%は力強い成長。本業の拡大が順調に進んでいる可能性があります。
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良い数字が並んでいても、正直に書かなければいけないリスクがあります。
まず、MIXIのような東証プライム市場の銘柄は流動性リスクを伴います。出来高が少ない日は売りたくても売れないことがあり、ポジションサイズの管理が重要です。
また、経常利益変化率69%という数字は魅力的ですが、その要因が本業の継続的な成長なのか、資産売却や特別利益などの一時要因なのかは決算短信の「経常利益の増減要因」欄で必ず確認してください。
本記事はあくまで参考情報であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断と責任はご自身でお願いします。
相場が軟調な中、ファンダメンタルズスクリーニングが弾き出したMIXI(2121)。配当利回り4.61%という高い株主還元が際立っており、数字の面では申し分ありません。
ただし、繰り返しになりますが、スクリーニングは入口に過ぎません。実際に投資するかどうかは決算資料を読み込み、業績の継続性・事業リスクを確認したうえで、ご自身のポートフォリオに合うかどうかをご判断ください。
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