「乗り遅れたら損だ」という焦りが漂うような相場の日こそ、私は冷静にスクリーニングを回します。熱狂の中にこそ、見落とされている銘柄が必ずある。
1月の相場は強気ムード一色となりました。日経平均は最高値を更新する歴史的な展開となりました。市場には高揚感が広がっています。
日経平均が最高値を更新し、市場に高揚感が漂いました。 また、前日の下落から一転し、自律反発の動きが見られました。 一方で、トウシルが今後の相場展望を示し、見方が分かれました。 さらに、「9日の日経平均は800円超高、米指標や円安などに好感 -…」との報道があり、円安が輸出企業の業績期待を押し上げとみられました。
円安進行が輸出関連企業の業績期待を押し上げる一方、内需系や円高メリット銘柄には逆風となりやすい局面でした。
指数が上昇する局面でも、スクリーニングをかけると取り残された割安株は必ず浮かんできます。全38銘柄中26社を通過した中で、配当利回り4.31%という高い株主還元という数字でトップに立ったのがMIXI(2121)です。高揚感のある相場だからこそ、冷静に数字を見ることに意味があります。
この銘柄を選んだ最大の理由は、経常利益変化率69%という成長の加速と配当利回り4.31%という高い株主還元水準です。
円安進行で輸出企業が注目を集める中、こうした内需・ディフェンシブ系の割安株は見落とされやすい。長期的な視点で見ると、それがむしろ拾い場になり得ます。
東証プライム市場に上場するMIXI(2121)。株価2,781円(当日+0.40%)。毎日全銘柄にかけているスクリーニング条件と、この銘柄の数字を照合してみます。
PER 10.89倍(基準:15倍以下)
PER10.9倍は明確に割安。市場平均を大きく下回っています。
PBR 1.05倍(基準:2倍以下)
PBR1.05倍は資産価値に近い水準で、割安感があります。
配当利回り 4.31%(基準:2.5%以上)
配当利回り4.31%は高配当株として十分な水準です。
ROE 10.0%(基準:10%以上)
ROE10.0%は基準(10%)をクリア。資本効率の観点でも合格点です。
自己資本比率 79.3%(基準:40%以上)
自己資本比率79.3%は非常に健全。財務的な安心感があります。
経常利益変化率 69.2%(基準:10%以上)
経常利益変化率69.2%は力強い成長。本業の拡大が順調に進んでいる可能性があります。
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良い数字が並んでいても、正直に書かなければいけないリスクがあります。
まず、MIXIのような東証プライム市場の銘柄は流動性リスクを伴います。出来高が少ない日は売りたくても売れないことがあり、ポジションサイズの管理が重要です。
また、経常利益変化率69%という数字は魅力的ですが、その要因が本業の継続的な成長なのか、資産売却や特別利益などの一時要因なのかは決算短信の「経常利益の増減要因」欄で必ず確認してください。
本記事はあくまで参考情報であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断と責任はご自身でお願いします。
指数が上昇する相場の中、ファンダメンタルズスクリーニングが弾き出したMIXI(2121)。配当利回り4.31%という高い株主還元が際立っており、数字の面では申し分ありません。
ただし、繰り返しになりますが、スクリーニングは入口に過ぎません。実際に投資するかどうかは決算資料を読み込み、業績の継続性・事業リスクを確認したうえで、ご自身のポートフォリオに合うかどうかをご判断ください。
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