方向感のない相場でも、数字は動じません。毎日のスクリーニングから見つかった一銘柄をご紹介します。
9月の相場は方向感を欠く展開となりました。日経平均は4万1,835円台を挟んで強弱材料が交錯し、投資家の判断が分かれる一日でした。
「日経平均株価、米ハイテク株高が追い風(先読み株式相場)…」との報道があり、市場関係者の注目を集めたとみられました。 また、ダイヤモンド・オンラインなどでは今後の相場の行方が議論され、4万1,835円台の水準が一つのポイントとして注目されました。 一方で、「【日本株】5月に売っても9月に戻るな – マネクリ」との報道があり、投資家の判断を揺さぶる動きとなったとみられました。 さらに、「日経平均、前日下げの半導体関連株に注目(先読み株式相場)…」との報道があり、半導体セクターが相場を牽引とみられました。
AI・半導体関連株への資金流入が続く中、その他のセクターへの波及は限定的でした。市場全体が上昇している局面でも、すべての銘柄に等しく資金が向かっているわけではありません。
方向感が定まらない相場だからこそ、感情を排して数字だけを見る。全17銘柄中10社を通過したスクリーニングで、経常利益変化率164%という突出した成長力でトップスコアを獲得したのが山一電機(6941)です。こういう局面に静かに浮かんでくる銘柄こそ、冷静に調べる価値があります。
この銘柄を選んだ最大の理由は、経常利益変化率164%という成長の加速と自己資本比率74.0%という盤石な財務基盤です。
AI・半導体テーマが市場を席巻している局面では、こうした非テーマ系の銘柄は取り残されやすい。その分だけ割安感が際立ち、テーマ株の熱狂が冷めたあとに見直されるケースは歴史的に多い。
東証プライム市場に上場する山一電機(6941)。株価3,105円(当日-1.11%)。毎日全銘柄にかけているスクリーニング条件と、この銘柄の数字を照合してみます。
PER 11.97倍(基準:15倍以下)
PER12.0倍は明確に割安。市場平均を大きく下回っています。
PBR 1.52倍(基準:2倍以下)
PBR1.52倍は2倍を下回り、適度な割安圏内にあります。
配当利回り 2.87%(基準:2.5%以上)
配当利回り2.87%は基準(2.5%)を上回り、安定した配当収入が期待できます。
ROE 13.5%(基準:10%以上)
ROE13.5%は基準(10%)をクリア。資本効率の観点でも合格点です。
自己資本比率 74.0%(基準:40%以上)
自己資本比率74.0%は非常に健全。財務的な安心感があります。
経常利益変化率 163.9%(基準:10%以上)
経常利益変化率163.9%はほぼ倍増ペース。業績急拡大の可能性があり要注目です(決算資料での要因確認を推奨)。
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良い数字が並んでいても、正直に書かなければいけないリスクがあります。
まず、山一電機のような東証プライム市場の銘柄は流動性リスクを伴います。出来高が少ない日は売りたくても売れないことがあり、ポジションサイズの管理が重要です。
また、経常利益変化率164%という数字は魅力的ですが、その要因が本業の継続的な成長なのか、資産売却や特別利益などの一時要因なのかは決算短信の「経常利益の増減要因」欄で必ず確認してください。
本記事はあくまで参考情報であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断と責任はご自身でお願いします。
方向感の定まらない相場の中、ファンダメンタルズスクリーニングが弾き出した山一電機(6941)。経常利益変化率164%という突出した成長力が際立っており、数字の面では申し分ありません。
ただし、繰り返しになりますが、スクリーニングは入口に過ぎません。実際に投資するかどうかは決算資料を読み込み、業績の継続性・事業リスクを確認したうえで、ご自身のポートフォリオに合うかどうかをご判断ください。
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