相場が沸いているとき、私はかえって慎重になります。数字を追い、感情を排す——これが10年以上の個人投資家としての習慣です。今日もそんな一銘柄をご紹介します。
7月の相場は買いが優勢となりました。日経平均は3万8,640円台を維持・回復する動きとなり、強気ムードが広がっています。
「日経平均株価、米ハイテク株高が支え(先読み株式相場) -…」との報道があり、個人・機関投資家ともに関心を持って見守ったとみられました。 また、igなどでは今後の相場の行方が議論され、3万8,640円台の水準が一つのポイントとして注目されました。 一方で、トウシルが今後の相場展望を示し、見方が分かれました。 さらに、前日の下落から一転し、自律反発の動きが見られました。
金融政策の先行き不透明感が相場のムードを揺さぶっています。金利動向は株式市場全体のバリュエーションに直接影響するため、引き続き注目が必要です。
指数が上昇する局面でも、スクリーニングをかけると取り残された割安株は必ず浮かんできます。全31銘柄中18社を通過した中で、経常利益変化率164%という突出した成長力という数字でトップに立ったのが山一電機(6941)です。高揚感のある相場だからこそ、冷静に数字を見ることに意味があります。
この銘柄を選んだ最大の理由は、経常利益変化率164%という成長の加速と自己資本比率74.0%という盤石な財務基盤です。
円安進行で輸出企業が注目を集める中、こうした内需・ディフェンシブ系の割安株は見落とされやすい。長期的な視点で見ると、それがむしろ拾い場になり得ます。
東証プライム市場に上場する山一電機(6941)。株価2,606円(当日+0.58%)。毎日全銘柄にかけているスクリーニング条件と、この銘柄の数字を照合してみます。
PER 10.04倍(基準:15倍以下)
PER10.0倍は明確に割安。市場平均を大きく下回っています。
PBR 1.28倍(基準:2倍以下)
PBR1.28倍は資産価値に近い水準で、割安感があります。
配当利回り 3.42%(基準:2.5%以上)
配当利回り3.42%は基準(2.5%)を上回り、安定した配当収入が期待できます。
ROE 13.5%(基準:10%以上)
ROE13.5%は基準(10%)をクリア。資本効率の観点でも合格点です。
自己資本比率 74.0%(基準:40%以上)
自己資本比率74.0%は非常に健全。財務的な安心感があります。
経常利益変化率 163.9%(基準:10%以上)
経常利益変化率163.9%はほぼ倍増ペース。業績急拡大の可能性があり要注目です(決算資料での要因確認を推奨)。
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良い数字が並んでいても、正直に書かなければいけないリスクがあります。
まず、山一電機のような東証プライム市場の銘柄は流動性リスクを伴います。出来高が少ない日は売りたくても売れないことがあり、ポジションサイズの管理が重要です。
また、経常利益変化率164%という数字は魅力的ですが、その要因が本業の継続的な成長なのか、資産売却や特別利益などの一時要因なのかは決算短信の「経常利益の増減要因」欄で必ず確認してください。
本記事はあくまで参考情報であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断と責任はご自身でお願いします。
指数が上昇する相場の中、ファンダメンタルズスクリーニングが弾き出した山一電機(6941)。経常利益変化率164%という突出した成長力が際立っており、数字の面では申し分ありません。
ただし、繰り返しになりますが、スクリーニングは入口に過ぎません。実際に投資するかどうかは決算資料を読み込み、業績の継続性・事業リスクを確認したうえで、ご自身のポートフォリオに合うかどうかをご判断ください。
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