相場の悲観論が広がるほど、割安な銘柄は増えていきます。ファンダメンタルズのスクリーニングを回すと、そういった銘柄が静かに浮かび上がってきます。
6月の相場は軟調な展開となりました。売り優勢の動きが続き、市場全体に慎重ムードが漂いました。
「日経平均、米ハイテク株高が支え 円高は重荷(先読み株式相…」との報道があり、円高が輸出企業の重荷となる局面とみられました。 また、「日経平均「年内4万円回復」の可能性は30%程度!?トラン…」との報道があり、政治動向が相場のムードに影響とみられました。 一方で、「トランプ関税の狙いと問題点 ~ドル円相場や日経平均株価へ…」との報道があり、円安が輸出企業の業績期待を押し上げとみられました。 さらに、nomuraが今後の相場展望を示し、見方が分かれました。
円安進行が輸出関連企業の業績期待を押し上げる一方、内需系や円高メリット銘柄には逆風となりやすい局面でした。
こういう相場の局面だからこそ、私は数字に立ち返ります。市場が揺れているときこそ、ファンダメンタルズという「ものさし」は力を発揮します。全13銘柄中7社(通過率54%)という厳しい条件をクリアした中で、7つの指標すべてをクリアした総合的な強さが際立っていたのが室町ケミカル(4885)でした。下げ相場の中にこそ、こうした数字の強さを持つ銘柄を丁寧に見ていく価値があります。
この銘柄を選んだ最大の理由は、ROE15.8%という高い資本効率です。
円安進行で輸出企業が注目を集める中、こうした内需・ディフェンシブ系の割安株は見落とされやすい。長期的な視点で見ると、それがむしろ拾い場になり得ます。
東証スタンダード市場に上場する室町ケミカル(4885)。株価844円(当日-0.94%)。毎日全銘柄にかけているスクリーニング条件と、この銘柄の数字を照合してみます。
PER 10.12倍(基準:15倍以下)
PER10.1倍は明確に割安。市場平均を大きく下回っています。
PBR 1.48倍(基準:2倍以下)
PBR1.48倍は資産価値に近い水準で、割安感があります。
配当利回り 2.61%(基準:2.5%以上)
配当利回り2.61%は基準(2.5%)を上回り、安定した配当収入が期待できます。
ROE 15.8%(基準:10%以上)
ROE15.8%は高水準で、自己資本を効率よく活用できています。
自己資本比率 44.9%(基準:40%以上)
自己資本比率44.9%は基準(40%)を上回り、健全な財務体質です。
経常利益変化率 22.3%(基準:10%以上)
経常利益変化率22.3%は基準(10%)を上回る成長。着実に業績が拡大しています。
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良い数字が並んでいても、正直に書かなければいけないリスクがあります。
まず、室町ケミカルのような東証スタンダード市場の銘柄は流動性リスクを伴います。出来高が少ない日は売りたくても売れないことがあり、ポジションサイズの管理が重要です。
また、業績の継続性については決算資料を必ず確認してください。スクリーニング通過はあくまで入口であり、事業内容・競合環境・顧客集中リスクの精査は不可欠です。
本記事はあくまで参考情報であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断と責任はご自身でお願いします。
相場が軟調な中、ファンダメンタルズスクリーニングが弾き出した室町ケミカル(4885)。7つの指標すべてをクリアした総合的な強さが際立っており、数字の面では申し分ありません。
ただし、繰り返しになりますが、スクリーニングは入口に過ぎません。実際に投資するかどうかは決算資料を読み込み、業績の継続性・事業リスクを確認したうえで、ご自身のポートフォリオに合うかどうかをご判断ください。
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