相場の悲観論が広がるほど、割安な銘柄は増えていきます。ファンダメンタルズのスクリーニングを回すと、そういった銘柄が静かに浮かび上がってきます。
6月の相場は軟調な展開となりました。売り優勢の動きが続き、市場全体に慎重ムードが漂いました。
「日経平均株価、年内4万円回復難しく みずほ証券の三浦豊氏…」との報道があり、ポジティブな材料として受け止められたとみられました。 また、「エミン氏が大胆予測「日経平均は来年5万円、2030年に7…」との報道があり、今後の相場シナリオをめぐって見方が分かれるとみられました。 一方で、ダイヤモンド・オンラインが今後の相場展望を示し、見方が分かれました。 さらに、「明日の株式相場に向けて=「三菱重が大株主」の銘柄に思惑…」との報道があり、今後の相場の方向性を占う材料として注目されたとみられました。
AI・半導体関連株への資金流入が続く中、その他のセクターへの波及は限定的でした。市場全体が上昇している局面でも、すべての銘柄に等しく資金が向かっているわけではありません。
こういう相場の局面だからこそ、私は数字に立ち返ります。市場が揺れているときこそ、ファンダメンタルズという「ものさし」は力を発揮します。全53銘柄中29社(通過率55%)という厳しい条件をクリアした中で、配当利回り4.90%という高い株主還元が際立っていたのが船場()でした。下げ相場の中にこそ、こうした数字の強さを持つ銘柄を丁寧に見ていく価値があります。
この銘柄を選んだ最大の理由は、配当利回り4.90%という高い株主還元水準です。
AI・半導体テーマが市場を席巻している局面では、こうした非テーマ系の銘柄は取り残されやすい。その分だけ割安感が際立ち、テーマ株の熱狂が冷めたあとに見直されるケースは歴史的に多い。
東証スタンダード市場に上場する船場()。株価1,430円(当日-0.83%)。毎日全銘柄にかけているスクリーニング条件と、この銘柄の数字を照合してみます。
PER 10.06倍(基準:15倍以下)
PER10.1倍は明確に割安。市場平均を大きく下回っています。
PBR 1.12倍(基準:2倍以下)
PBR1.12倍は資産価値に近い水準で、割安感があります。
配当利回り 4.90%(基準:2.5%以上)
配当利回り4.90%は高配当株として十分な水準です。
ROE 11.6%(基準:10%以上)
ROE11.6%は基準(10%)をクリア。資本効率の観点でも合格点です。
自己資本比率 58.4%(基準:40%以上)
自己資本比率58.4%は高水準で財務が安定しています。
経常利益変化率 47.2%(基準:10%以上)
経常利益変化率47.2%は基準(10%)を上回る成長。着実に業績が拡大しています。
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良い数字が並んでいても、正直に書かなければいけないリスクがあります。
まず、船場のような東証スタンダード市場の銘柄は流動性リスクを伴います。出来高が少ない日は売りたくても売れないことがあり、ポジションサイズの管理が重要です。
また、業績の継続性については決算資料を必ず確認してください。スクリーニング通過はあくまで入口であり、事業内容・競合環境・顧客集中リスクの精査は不可欠です。
本記事はあくまで参考情報であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断と責任はご自身でお願いします。
相場が軟調な中、ファンダメンタルズスクリーニングが弾き出した船場()。配当利回り4.90%という高い株主還元が際立っており、数字の面では申し分ありません。
ただし、繰り返しになりますが、スクリーニングは入口に過ぎません。実際に投資するかどうかは決算資料を読み込み、業績の継続性・事業リスクを確認したうえで、ご自身のポートフォリオに合うかどうかをご判断ください。
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